足つぼやマッサージでは得られないリフレクソロジーの5つの効果|足裏イズム

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2012年11月13日
足つぼやマッサージでは得られないリフレクソロジーの5つの効果

リフレクソロジーって、足裏のツボの刺激やマッサージみたいなもの、と勘違いされている人は多いのではないでしょうか。ここでは、そんな人のために、リフレクソロジーの以外な施術法と、秘められた効果についてまとめてみました。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

リフレクソロジーと足つぼやマッサージの違いとは?

アメリカが発祥とされるリフレクソロジー(Reflexology)は、REFLEX(反射)と~OLOGY(~学・~論)の2つの言葉を合わせた造語で、足裏の特定の部位への刺激が、体の特定の部位に作用する効果を活用した、反射療法とよばれる治療法です。

リフレクソロジーでは、足裏と、体の特定の部位との関係を示す、「フットチャート」(足の地図)が用いられます
点を刺激する東洋の足ツボに対して、リフレクソロジーは、フットチャートで区分けされた面を刺激します。また、リフレクソロジーの特徴である「優しく撫でる」という手技が、フランス発祥のマッサージとは異なる点なのです。
リフレクソロジーは、痛みによるストレスがなく、十分な効果が得られることから、医療を助ける保管療法として、ヨーロッパの国々で取り入れられています。

リフレクソロジーがもたらす5つの効果

優しく撫でてケアするリフレクソロジーには、以下のような5つの効果が期待できます。

血流やリンパの流れの促進

血液やリンパには、細胞を活性化するという大切な役割があります。
心臓から送り出された血液は、血しょう成分によって、細胞に酸素や栄養を引き渡し、その代わりに、細胞で不要となった二酸化炭素や老廃物を受け取り、細胞やリンパ管を通って心臓に戻ります。
リフレクソロジーによって、この一連の流れが促進されると、免疫力がアップして、脚のむくみや疲労が改善されるのです。

器官・臓器の活動の正常化

リフレクソロジーのフットチャートでは、心臓・胃・肝臓・腎臓をはじめとする、さまざまな部位が対応づけられています。それぞれの部分を優しく撫でることで、弱っていた器官や臓器に対して、正常な活動を促すのです。
熟練したリフレクソロジストは、足裏の微妙な硬さの違いを感じ取り、疲れて硬くなった部分をケアすることができるのだそうです。

ホルモンバランスの調整

ストレスや不規則な生活習慣によって起こるホルモンバランスの崩れは、男女問わずさまざま影響を与えます。
その代表格が、倦怠感・動悸・月経不順などの身体的な症状や、イライラ・不安・うつなどの精神的な症状を引き起こす、自律神経失調症。その他に、月経前症候群(PMS)不妊症などの深刻な状況につながるのです。
ストレスに効果的なリフレクソロジーが、そんな乱れたホルモンバランスを、正常に保ってくれます

リラクゼーション効果

優しく撫でるだけで、痛みや不快感を与えることのない、リフレクソロジーを受けることで、心身ともにリラックすることができます
施術中に、脳がリラックス状態であることを示す、アルファ波の割合が高まるという、科学的な証明もなされているのです。

痛みの緩和

リフレクソロジーには2つの作用によって、痛みを緩和する効果があります。
まず1つ目が、「ゲートコントロール効果」です。
触覚の信号は、痛覚の信号よりも早く脳に伝達される特性があることから、「優しく撫でる」ことによって、痛みの感覚がブロックされることで、痛みが緩和されるのです。
もう1つが、モルヒネと同様の効果がある脳内物質エンドルフィンの分泌です。
リフレクソロジーの施術により、脳内でアルファ波の割合が高まると、β-エンドルフィンが分泌されることがわかっています。

欧米では、このリフレクソロジーの優れた鎮痛効果が、末期がん患者などの終末期医療(ターミナルケア)にも、取り入れられています。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。