足裏の角質を削り落とす角質ケアについて
足裏にたまってしまった角質を落とすには、様々な方法があります。
もっと一般的な角質ケアは、古くなった角質を削り落とす方法です。
お風呂に入り、適度にふやかした角質を、軽石などで優しく削り落とします。
この場合、必ずお風呂に入る、もしくは足湯をするなどして、角質を十分にふやかしてから行ってください。
乾燥したまま削っても、肌を痛めてしまうだけで、よい効果は得られません。
また、削りすぎにも注意が必要です。
角質を過度に削りすぎてしまうと、体が新たな角質を補充しようとし、より角質がたまりやすくなってしまいます。
軽石であれば、ごくごく軽く2~3回くるくるとこするだけで十分です。
軽石以外にも、専用のやすりやスクラブなど、角質を削り落とすアイテムは様々なものが発売されています。
特に、最近のスクラブ配合商品は、過度に角質を削り落とすことがないように、スクラブ自体を丸く加工してあるものも多く、便利です。
ただし、こういったスクラブでも削りすぎは厳禁ですので、優しく撫でるように使用することを忘れないでください。
どのアイテムを使う場合でも、摩擦は肌にとって大敵ですから、ゆっくりと動かすようにしてください。
削り落とすケアは毎日行う必要はなく、角質がたまった時に行います.。
ケミカルピーリングによる足裏の角質ケアについて
足裏の角質ケアとして、近年人気となっているのが、ケミカルピーリングによるケア方法です。
これは、フルーツ酸や乳酸などの成分を用いて角質をはがれやすくし、自然に角質を落としてゆく方法です。
削り落とす方法に比べて肌への摩擦など負担が少なく、誤って傷をつける可能性も低いため、人気を集めています。
自宅でケミカルピーリングを簡単に行える商品も、多数販売されています。
その多くは、靴下状のビニールの中に、フルーツ酸などの角質をはがす成分と植物エキスなどの保湿成分を含むジェルローションを入れ、この中に足を入れて、しばらくジェルローションに浸すことで、ケミカルピーリングを行います。
この方法は、浸す時間が30分から120分程度と比較的長い商品が多く、角質をはがす効果についても数日後から始まり、数日間にわたって角質がはがれ続けるため、きれいな状態になるまでには時間がかかります。
また、角質がはがれる期間は、はがれた角質が落ちるため、靴下の中に大量の角質が落ちてしまいますし、裸足になった場合は、室内の掃除をまめに行うなどの注意も必要です。
しかし、即効性はありませんが、その効果は絶大で、まるで赤ちゃんに足のように、つるんときれいな状態になります.。
足裏の角質ケアにおける保湿ケアについて
足裏の角質ケアは、角質を落として終了ではありません。
最も重要なのは、角質を落とした後に肌を保湿する、保湿ケアです。
角質を削る、あるいはケミカルピーリングで落とした後は、肌が無防備な状態になってしまっているからです。
角質はたまりすぎるとがさがさし、見た目も美しくありませんが、肌を外部刺激から守り、肌の水分を内側に閉じ込めるバリアでもあります。
角質を落とした後は角質というバリアが減り、乾燥しやすくなってしまうため、肌を守るために十分な保湿ケアを行う必要があります。
保湿ケアは基本的にお風呂上がりの水分がある状態で行うか、化粧水やジェルなどでたっぷりと水分を与えてから行います。
乳液やクリーム、オイルなどを足に塗り、優しくマッサージしながらすり込みます。
この時、指の股の間や、指の関節などにも丁寧にすり込むようにすると効果が高いです。
専用のクリームもたくさん販売されていますし、ワセリンやハンドクリームなどを使用することもできます。
必ず足が水分で潤った状態で、クリームなどの保湿剤を塗りこんでください。
最後に、靴下をはいて保湿ケアは完了です。
保湿ケアは角質を落とすケアとは異なり、毎日行うことが大切です。
ぜひお風呂上り後の習慣にしてください。