足裏に広がるつぼの、奥深い面白さについて
足の裏には非常にたくさんのつぼが集中して存在しています。
健康サンダルや青竹踏みなどの商品が注目を集めたり、足の裏マッサージのお店がどんどん人気が出だしたのも、足の裏のマッサージが体に良いことが分かってきたからです。
今は足の健康に関わる本もたくさん出版されており、人間の体の中で足というものがどれだけ大切かということも力説されています。
足は「第二の心臓」とも呼ばれるほどに重要な部分なのです.。
そんな足の裏のツボのほとんどが左右対称に位置し、体内の臓器であったり体のいろいろな部分とつながっています。
足の裏のツボについてぎっしりと書かれた「ツボマップ」などはとても興味深い図案です。
さらにおもしろいことに、1つしかない臓器に関してはツボも左右どちらかの片足にしか存在しません。
例えば心臓は左胸にのみありますが、足裏の心臓のツボも左足にしかありません.。
また内臓で左側にあるものはツボも左足に、右側にあるものはツボも右足にあります。
これはマッサージを施す際にとても重要になってきます。
例えば肩に関連する刺激箇所は足の小指の下辺りにありますが、左肩の肩こりがひどい時には左足の小指の下を指圧すると効果があります。
右肩のこりの場合は右足の小指の下です。
このようにすべてのツボは、体のすべてとつながっているのです.。
足裏が第二の心臓と呼ばれる理由
人の体というものはとても良くできています。
人間の体内を流れる血液は、心臓からまず頭へと昇っていき体中を駆け巡り、そして足元へと下りてきます。
そして再び足から心臓へと上がっていく繰り返しです。
ですので、足というものは血液の流れを循環させるためにとても重要な部分です。
歩いて地面をしっかりと踏みつけたりランニングをしたり、足を鍛えることもすべてが血液の循環を良くするために必要なことであり、足の裏をマッサージすることもこういったことと関係しています。
足を使って足裏のつぼを刺激すればするほど、体は生き生きと生命力が溢れてくるのです.。
足が「第二の心臓」と呼ばれる理由は、まさにこういった点にあります。
足のマッサージを始めるのが左足から刺激するのが良いと言われるのも、この血流の流れと関係してくるわけです。
心臓が左胸にあるので、左足から施行すると体の循環のバランスにも合っているのです。
また、足の裏を刺激することは、脳の働きを活発にするとも言われています。
ボウッとして頭が冴えて欲しいと思うときにも、足の裏をマッサージすると、頭がスッキリして勉強や仕事がはかどります。
足と心臓と脳と体中がつながっていることが、このような結果からもよく分かります.。
自分に合ったマッサージを知って、日々の生活に生かしましょう
よく、ツボを押して痛い箇所は、体の悪い部分だと言われます。
押すと石のように固まっていたり、ゴリゴリと感じる場合がありますが、そこには実は乳酸や尿酸などの老廃物が溜まっているのです。
これらの老廃物はそのままにしておくと血流の流れの妨げにもなりますし、しっかりとほぐしてデトックスさせることが必要です。
不要な物質は排除して新陳代謝を良くすることによって、血液の循環もスムーズに流れて、内臓もきちんと働きだすのです.。
足裏のマッサージも、国によってさまざまな方法があります。
イギリスなどのヨーロッパでは比較的ソフトなマッサージが主流で、アロマテラピーと平行して行われることが多いです。
リラックス効果が求められるのでしょう。
これに比べると日本は、かなり指圧的な要素が大きいです。
しっかりとつぼを押して刺激を与え、体の不調を改善することがまず大きな目的とされているのでしょう.。
大切なことは、自分に1番合ったマッサージ方法を知り、上手に日々の生活に生かすことです。
「ツボマップ」などを勉強すれば、例えば頭痛や生理痛などで辛いときにもとても役に立ちますし、薬を飲むのが嫌いな方でもできるだけ薬に頼らずに自分の体の力で自然治癒することができるのです。