足裏のマッサージの歴史について
足裏のマッサージの歴史は古く、およそ5000年前ともいわれています。
もっとも古い記録は、エジプトにある古墳壁画で、手や足のツボを押している古代人の姿があります。
紀元前2000年以上もの大昔から、人間はツボのことを知っていたのです。
また、日本国内では、薬師寺に五臓六腑を示す模様がブッタの足の裏に描かれています。
中国にも歴史があり、足の裏の状態をみて病気を診断し、治療を施していたようです。
この中国に伝わる治療法は、唐の時代に日本へも伝えられ、足心道として利用されていました。
また、東洋だけではなく、ヨーロッパをはじめとする西洋でも治療として行われ、それらの知恵と医学が混ざり合い、今日ではリフレクソロジーとして世界各国で愛されています。
足のつぼをもみほぐしたり、押したりすることで、気持ちよくなりリラックスできるだけではなく、足の裏に対応しているからだのさまざまな器官に直接作用して、働きをよくしてくれます。
また、老廃物が流れやすくなり血行がよくなるため、新陳代謝が活発になり、さまざまな病気の改善や予防に役立ちます。
自分でも手軽に行うことができるため、簡単な健康法として多くの人に利用されています.。
足裏マッサージをするとどんないいことがある?
マッサージを行ったあとには、順応といって体が一時的に反応し、さまざまな影響が体にでることがあります。
とくに、その日や翌日に出ることが多いのですが、通り過ぎれば楽になります。
たとえば、血流が良くなることで、老廃物が体中に流れ出します。
それを細菌やウィルスなどの異物に反応したときと同じように、老廃物を排除しようとして熱が出たり、細胞が活発になるために疲れやすくなったり、だるくなったりします。
眠くなることもあります。
また、老廃物が尿として排出されるために、尿の色が濃くなったり、トイレに行く回数が増えたりもします。
便がたくさん出ることもあります。
大量の老廃物が、静脈老廃物が流れると、内出血がおこったり、青すぎがでることもあります。
しかし、足裏のつぼを刺激することで多くの効果が見られます。
たとえば、全身のコリを解消して、疲れやだるさを取り除くことができることです。
また、消化器や生殖器といったからだの各器官の働きを活発にすることができ、健康的な体にすることができます。
また、むくみが解消されるため、全身がぽかぽかして冷え症を解消することができたり、ほっそりと見えてダイエットの効果もあるといわれています.。
自分でもできる足裏のマッサージについて
足裏マッサージはそれ専門の施術院などで行っていますが、自宅でも自分で簡単に行うことができます。
効果的に行うためには、30分から1時間前には食事をとらないようにします。
また、施術のあとには常温かぬるめのお湯をコップに1杯から2杯飲むことで、体中に水分がめぐり老廃物が排出されやすくなります。
また、その日は血流がふだんよりもよくなっているので、お風呂に入浴するとのぼせやすくなるので、短めの入浴にします。
自宅でできる方法は、体が温まっている状態がベストのため、お風呂上りに行うことで効果的になります。
最初は、軽い刺激からスタートし、少しずつ強く押します。
押すときには、ふーっと息をはくようにします。
押すときに痛いと感じるところには、乳酸や尿酸などの疲労物質や老廃物がたまっているところです。
重点的にもみほぐすことで、次第に痛みがとれてきます。
足の裏だけではなく、甲やくるぶしや側面も一緒にもみほぐすことで、老廃物がより排出され、効果がアップします。
片方の足を行ったら、かならずもう片方の足も同じ時間かけて行うようにします。
一日の目安はおよそ15分で、毎日習慣づけることで、徐々に体質が改善されていきます。