ランナーや運動選手に多い、【足底筋膜炎】の原因と予防策|足裏イズム

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2014年3月5日
ランナーや運動選手に多い、【足底筋膜炎】の原因と予防策

足底筋膜炎とはどういう病気なのでしょうか。あまり聞きなれない名前のこの病気の症状、原因を徹底解明していくとともに、治療法や改善法、特にランナー、運動選手が気を付けるべき点や予防策を紹介していこうと思います。

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足底筋膜炎とはどういう病気なのか

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足底筋膜炎とは、別名足底腱膜炎ともいい、足の指の付け根からかかとまで足の裏に膜のように張っている腱組織・足底筋膜に炎症が起き、小さな断裂を起こして痛みをもたらす病気です。

多くはかかと骨の前あたり、土踏まずのかかと側に痛みが起こります。足の裏のかかとの骨から指の付け根まで張っているのが足底筋膜で、年を取ると、ここに古いゴム管のようなヒビが入るため、この病気の患者には40~50歳代以上が多いです。

それにもかかわらず、若いランナーや運動選手に多い原因は、足底筋膜は歩行やランニング、ジャンプ等の行動でも損傷してしまうからです。運動や老化以外の要因としては、回内足、へん平足、X脚の人がなりやすいといったことも挙げられています。

朝起きて数歩歩くと痛いがすぐにおさまる、長い間座っていて急に歩くと痛み出す、かかとの骨の前方内側を押すととても痛いところがある、というのがこの病気の特徴で、比較的容易に自分でも判断することができます。この病気を発症させたまま放置し、悪化させてしまうと、かかとの骨がとげのように肥大化してしまい、痛みが強くなることあるので、該当部分に今までなかった痛みを感じれば、無理せず病院に行くことが大切です。

足底腱膜の治療法とスポーツ選手

ほぼ9割の人は安静にしておけば、3か月から3年以内にこの病気は自然治癒します。

足のストレッチをしながら完治するのを持つのが理想的です。

また、病院で診察を受けると塗り薬や湿布薬を調合してもらえます。基本的にはこれで治りますが、あまりに症状が重い場合、局所麻酔剤の注入、消炎鎮痛剤を内服することが必要になり、生活に支障をきたすレベルになると、内視鏡下で足底腱膜を切り離す外科的手術を行わなければいけません。
普段激しい運動をしていない人なら安静が一番ですし、手術が必要になることもまずありませんが、体育系の部活動に所属している学生や、プロのスポーツ選手は練習との兼ね合いもあり、安静にしきれないこともあります。

そんな人たちに向けた症状の改善方法として挙げられるのは、練習量を少し減らす、テーピングを行う、使用しているシューズをクッション性の高いものに変えるといった方法があります。テーピングは足を固定して土踏まずの動きを制限することで、炎症を抑える効果があります。

シューズを変えることについては、あまり関係ないように思えますが、窮屈な靴を履いているせいで足が圧迫され、炎症を起こしていたり、クッション性の低いもののせいで足に過度な負担がかかっていることもあるので、かなり重要なポイントの1つです。


スポーツ選手と足底筋膜炎との関わり

ここまで足底筋膜炎について紹介してきました。ランナーやスポーツ選手に多いと述べましたが、実際有名なマラソン選手やその他のプロのスポーツ選手もこの病気を発症している例はたくさんあります。

その中には手術を要するほど悪化させてしまった選手もいますが、手術はなかなかできません。そういう人のために、体外衝撃波疼痛治療というものがあります。これは、衝撃波を患部に当て、痛みを取り除くという方法です。衝撃波が痛みを取り除く理由には様々な説がありますが、この方法のメリットは、数十分の治療で安全に治るということです。

手術を行い、腱を切断すれば、1シーズンを棒に振るばかりか、最悪の場合選手生命が絶たれてしまいます。
プロの選手に限らず、スポーツをしている人にはケガはつきものです。目に見える大きなケガならすぐにわかりますが、日々のダメージの積み重ねで起きるケガや病気は発症するまでわかりません。足底筋膜炎もそのタイプの病気です。

スポーツ医療も進歩して、時間をかけず、より安全に治すことのできる方法が増えていますが、ケガをしないことがやはり1番です。運動後の体のケアをしっかり行うことや、万が一ケガをしてしまった場合にも焦らず、完治するまで無理をしないことが、長くスポーツを楽しむ上で大切です。

著者:伊藤義雄

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書きたいものがありすぎて書かせてもらっているライターです。趣味は鉄道旅行、写真を撮ることもあるが実際に乗車して車両の個性を体験したいタイプ。尊敬する人は宮脇俊三さん。目標は全国鉄道制覇