足裏のフットマッサージによるつぼ刺激
足裏には多くのつぼが集まっており、体全体と対応しています。
フットマッサージをすることによって、体全体の不調を見つけたり、改善することが出来ます。
体の不調はエネルギーの通り道である経絡の流れが停滞することによっておこります。
つぼを刺激することによって、その流れを正常にすることが出来ます。
具体的なつぼの場所は、親指は頭、指の付け根は首、土踏まずのあたりには胃や腸などの内臓に関係するつぼが集まっています。
また、右足は右半身、左足は左半身の臓器のつぼと対応しているため、右半身にある肝臓はに関するつぼは右足にあります。
ただ目や耳は逆になっているため注意が必要です、右足には、左目、左耳、左足には、右目、右耳のつぼに対応しています。
体が不調の時は対応するつぼの部分が硬くなったり、時には、色が変わったり、腫れていたりすることがあります。
その部分がつぼです。
体調の不調に自覚がなくても、硬くなっていたり、痛みを感じたら、そこに対応している体の部分が不調になっている可能性があります。
そこを揉み解すことで自覚する前に体調を整えることが出来ます。
自分で揉み解すことを習慣にすれば、変化に早く気づき体調管理や健康維持に効果的です.。
足裏のフットマッサージを自分でする方法
足裏のフットマッサージをするには、手で行う方法や、道具を使用する方法もあります。
道具は数多く市販されており、例えばサンダルのソールの部分に突起物の付いたものや、青竹踏み、ツボ押し専用の棒などもあります。
市販されている物だけではなく、身近にあるものも利用することが出来、ゴルフボールや歯ブラシの柄、爪楊枝で軽くつつく程度でも効果はあります。
手で行う場合は、まず床や椅子に座り、両手を擦りあわせるようにして温めてから行います。
親指の腹を使って息を吐きながら押さえて、吸いながら離すということを繰り返します。
かかとからつま先に向かって揉んでいきます。
お風呂上りなどリラックスした時に行うと効果的です。
正確なつぼの位置は分かりにくいかもしれませんが、つぼは指先ほどの面積があり、その周辺であっても十分効果が期待できます。
腫れていたり硬くなっている所を重点的に揉み解すと効果があります。
つぼを刺激する時間は、15分から30分が目安で効き目が実感できるのは15分から20分後です。
体調によってつぼの位置がかわったりすることもあり毎日の変化に注意しながら、根気よく続けていくと効果があります。
自分に合った方法で続けていくことで健康維持に効果が期待できます.。
足裏のフットマッサージの注意点
足裏のフットマッサージをするさい、注意を必要とする点がいくつかあります.。
まず、食事の直後には行わないことです。
内臓と関係するつぼを刺激することによって、消化不良の原因になります。
また、高熱の時、空腹、満腹、疲労困憊の時も避けた方が良いです。
そして、足にけがをしている人、心臓病、脳出血、脳血栓の直後、悪性腫瘍、腎臓病、妊娠中の人、不整脈のある人も避けた方が良いです。
腰痛にも効果がありますが、姿勢の悪さなどを原因とするものに効果があり、老化による変形性脊髄症による腰痛には効果は期待できません。
揉む強さですが、力強くひどい痛みを感じるほど押さえる必要はありません。
強く押したり、痛みを感じるほど効果がありそうに考えがちですが、かえって骨膜を傷つける原因にもなり逆効果です。
いた気持ちいぐらいが丁度いいといえます。
具合が悪くなったらやめておく必要があります。
そして、リラックスして行うことが重要です。
イライラした状態の時などに行うと、効果は期待できません。
鋭い痛みや鈍い痛みなどといった痛みの感じ方の変化や、硬さ、腫れなど体調によって違いが出てきます。
その変化を見逃さず根気よく刺激していくことが重要です。