体験してわかった足裏デトックスの効果
足裏に体の内臓部を見立てたイラストを見たことがある人は多いと思います。日頃見落としがちな足の裏。第二の心臓と呼ばれるくらい足裏は肝心かなめで、それゆえ顕著に疲れが出やすい箇所とも言えます。体のお手入れでもつい後回しになってしまいがちな足の裏こそ、内臓の反射区と言われており、体のツボが集中しているのです。
夏バテかと思ったら顔面神経痛だった
足裏と老廃物に関する話を深く掘り下げるときりがありませんが、私が実際に体験したことを一つお話しします。昨年8月、真夏の暑さもピークを迎える頃、体の不調に気づきました。ここ何年か年齢的にも夏は疲れが出やすく、その影響かと思ったのですが、明らかにこれはおかしい。
リンパ腺が腫れ、顔の左半分がマヒしているような感じで症状はひどくなる一方でした。そのうちに左目がうまく開けていられない、閉じられない、ジュースのストローが吸えない等、症状が進み、正直驚きました。
慌てて病院に行き診察したところ、顔面神経痛とのことでした。完治には通常2、3か月かかるそうで、入院・手術もすすめられましたが、家で療養することにしました。そのとき思い立ったのが、足裏の存在だったのです。
足ツボマッサージで症状が改善
顔面神経痛に効きそうな足裏のツボを見たとき、三又神経のツボをはじめ、関連するツボがいくつかありました。その部分を自分で揉んでみたところ、何となく効いてきているのを実感しました。
でも、顔のマヒが治ったわけではなく、心配だったので、足ツボマッサージを行っているサロンへ行ってみることにしました。自分の症状に合う施術をしてもらったところ、「これは間違いない」と思いました。普段なんとなく疲れたときに立ち寄るマッサージと違い、かなり痛かったです。痛さの加減についてはセミナーや本で知っていたので問題ありませんでした。行って本当によかったです。
驚くことに、施術をしてもらうと心境の変化や、他の弱っている症状までズバリわかってしまうのです!結局、医者から処方された薬は飲みませんでしたが、数週間後には、顔面神経痛の症状が消えてしまいました。
難しい判断になりますが、何を信じるかで結果が違ってくるのだと思います。 人の内臓が足の裏にそっくりそのまま描かれている
足の反射区を表した図をご覧いただくとわかるように、足の裏は人の内臓がそのままリアルに描かれているといっても過言ではありません。前方に頭や首、後方部分に主要の内臓とそれぞれの各器官が位置しています。どうも最近調子が悪いと感じる場合は、まず足裏をほぐしてみてはいかがでしょうか。隠してもダメ?!体の不調は足裏にあらわれる
体の不調は、自分が気のせいだと思うより先に足の裏に前兆としてあらわれます。一般的によく言われているのが、足裏全体を揉んでみて痛い箇所や、極端に硬い、腫れているなどと感じるときは体に老廃物をため込んでいる証拠だとか。要注意の状態だということを覚えておきましょう。
自覚はなくとも将来的に病気のリスクを小さくする手立てにもなり得ます。実際に病気の前兆を足裏で発見して、日々揉みほぐすことにより予防できたという話を聞いたことがあります。ズバリ、足の裏は何で揉んだら効果的なの?
最近では色々なツボ押しグッズが出まわっています。いざ使ってみると意外にも的外れならぬ「ツボはずれ」だったなんてこともありますよね。では、どんなグッズがいいのでしょうか。マッサージする箇所によって使い分けてもいい
実際に足ツボ療法のサロンを訪れてみるとわかりやすくていいと思いますが、関連する雑誌や本等も参考にしてみましょう。マッサージの方法に定義はないようですが、次の二通りが一般的とされています。
1.足裏にオイルやクリームなどを塗り、手を使って丹念に足裏を揉みほぐす。
2.ツボ押しに特化した棒や道具等をおもに使用する。
自分で行う場合は、ニーズに合う方法でほぐすのがベストです。ツボ押しする箇所によって揉みにくい場合もあるので、手と道具の両方を使い分けてみるのもいいと思います。
2.ツボ押しに特化した棒や道具等をおもに使用する。
自分で行う場合は、ニーズに合う方法でほぐすのがベストです。ツボ押しする箇所によって揉みにくい場合もあるので、手と道具の両方を使い分けてみるのもいいと思います。
ダイレクトにツボ押ししたいなら「棒」がおすすめ
画像のような棒がおすすめ。私も実際このような棒を使っていますが、ツボを押すときに力を加えやすく揉みやすいうえ、小さいので持ち運びにも便利です。足裏マッサージ実践編
足の裏をマッサージするときの力加減、順番、ツボ押しのポイントを考えながら、実践してみましょう。揉むときの力加減について
足裏を揉むときは、1.ツボの部分に体重を乗せるようにして力を入れること。体自体には力を入れない。ツボの部分に棒を当て(場合によっては手)重石を乗せるようにグッと自分の体重を乗せる。
2.息を吐きながら揉むと痛みが軽滅するとのこと。これも重要なので頭に入れておきましょう
自分の体を癒すと思って内臓の反射区を揉んでみよう
実際に足の裏を揉んでみましょう。今回は左足から「基本の反射区」といわれる部分を揉みます。基本の反射区とは、腎臓、輸尿管、膀胱、尿道に相当します。基本ゾーンといっていいでしょう。
1.まず、あぐらをかくような姿勢をする。2.足裏にクリームかオイルをまんべんなくぬる
3.上記画像を参考にブルーの腎臓から順番に滑らすように押していく。
①ブルーの部分・腎臓 → ②グリーンの部分・尿管 → ③最後にオレンジの部分・膀胱で外に流します。
ツボ押しするときのポイント
棒を用いる場合のポイントは次の通りです。1.ツボに対してやや斜めに棒を持つこと。
2.左足から基本の反射区を順路に沿ってなぞるように押す。
3.棒を用いて、痛いくらいに強めに滑らせる。
4.体重を乗せてゆっくりずらしながら押していく。
ツボを押していく際にゴリゴリする固いところは老廃物がたまっている証拠なので、押し出すように揉んでください。
時間のない人はこの基本ゾーンだけでもOKです。本来ならば次のようなコースが理想です。
基本の反射区→足指全体→かかとより上の広い箇所→足の甲→かかと足首→ふくらはぎ→もう一度基本ゾーンから始める。
締めに白湯500ccを飲んで終わりです。一気に飲むのが難しい人は少しずつ飲んでもOK。約40分かかり、面倒にみえますが、やっただけの甲斐はあります。ぜひ一日のスケジュールに盛り込んでいただきたいです。基本の反射区→足指全体→かかとより上の広い箇所→足の甲→かかと足首→ふくらはぎ→もう一度基本ゾーンから始める。
足裏マッサージで実感できること
足裏マッサージをした当日は血行の流れがよくなって、まず眠りが深くなり、体全体が軽くなって疲れが軽滅します。足のむくみが取れることによって、翌日靴が緩く感じるなど人により効果は様々です。何度も言うように内臓の反射区である足裏には、多くの体のツボが集中しています。内臓のツボを刺激して不要な老廃物を促すことで、体のリズムを整えることができるのも理にかなっているのだと思います。
マッサージを続けていくことにより、自然と体の不調も緩和され、足裏も柔らかくなっていくことを実感できます。
季節の変わり目に疲れを感じたら、まず足裏から攻めてみてください。症状を判断したうえでの正確なお医者様の言葉も大切ですが、足の裏にあらわれる症状も正確です。足裏から、思いっきり老廃物を押し出してみてください。関連サイト
http://ashiuraism.com/tsubo-shuutaisei.htmlhttp://ashiuraism.com/massage.html