マッサージ後の不調は悪いものではない!?
副作用を理由に、足裏マッサージを断念される方が多いそうです。足裏マッサージを続ける事は、血行障害を理由とする様々な不調を改善・予防することに繋がります。諦めずに続けるために、足裏マッサージの副作用について知っておくと良いでしょう。
血行障害を原因とする様々な症状
肩・関節・腰の痛み
体重の負荷がかかりやすい関節に影響が出ることで起こります。
頭痛・生理痛・眼精疲労
冷えを原因とする機能低下により影響が出ます。
シミ・くすみなどの肌荒れ
新陳代謝に影響がでるため目に見えて影響が出てきます。
高血圧・高脂血症・動脈硬化・脳梗塞・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病・認知症・ウツ等
血管・内臓等に血流障害のダメージを受ける事で影響が出ます。
足裏マッサージの副作用とは?
揉み返し
マッサージ、整体、指圧等で、揉み返しと言う言葉を聞いた事がありませんか?施術中や施術後に起こる痛みや疲労感、これらを揉み返しと言います。打撲や筋肉痛のような痛み
マッサージが余り上手ではない人が、力任せに行うとなります。
好転反応の症状
体質改善を促す漢方薬・サプリメント・マッサージ等で良く耳にする言葉だと思います。足裏マッサージで起こる好転反応は以下の通りです。痒みを感じる
血行が良くなることで、血流量が増加し感覚が刺激され痒みを感じます。
ボンヤリとなり、眠気を感じる
リラックス時・神経や身体の疲労時に放出されるアデノシンが原因です。アデノシンとは、疲れた神経を休める等の作用がある睡眠物質です。
だるくなる
一部に固まった老廃物が全身にいきわたるため、疲労感を感じます。
咳・鼻水・吹き出物・尿の色が濃くなる・匂いがきつくなる
老廃物を体外へ排出しようとするために起きる作用です。
お腹が緩くなる
腸の血行も良くなるため、腸の働きが活発になります。
発熱
血流改善を行う事でリラックス・ストレスの緩和に繋がり、自律神経のバランスがとれます。自律神経のバランスが取れる事で、正常に働かなかった免疫機能が働きだし発熱する事があります。
喉の渇きを覚える
ほぐされた老廃物を排出するためには、十分な水分が必要となります。脳に、水分不足だと指示がでるためです。
吐き気がする
老廃物が一時的に血液にたまることによりおきます。
汗をかく
血行促進により身体の内部から体温が上昇したためです。
頭痛
急激に血流が増える事で一時的に起きる頭痛です。鎮痛剤などの利用は辞めてください。折角よくなった血流が、鎮痛剤により再び悪くなります。
マッサージ後に起こる不調が、好転反応なのか?炎症がおこったための揉み返し現象なのか?
それらを正確に判断してください。
揉み返し・好転反応の原因
揉み返し
力の入れすぎや、筋に沿わずに行うマッサージが原因です。筋膜・筋繊維を損傷したことで炎症が起こっている状態を言います。揉み返し(炎症)ならば、治まるまでは、足裏マッサージを停止した方が良いでしょう。
施術師等に依頼し揉み返しが起こったのなら、その方とは縁が無かったと言う事でしょう。自分でマッサージを行っているなら、正しい足裏マッサージを心掛けましょう
痛みのある部分を冷やす事です。冷やすのはその日だけにした方良いでしょう。翌日にも炎症による熱や痛みが続くようでしたら、冷やす事で一時的に血流を少なくし感覚を麻痺させることで楽になります。
好転反応
好転反応は、身体が酷く疲労している、日ごろから血流が悪い等の不調の反動です。血液に流れた老廃物が尿として排泄されるまで2日ほどは倦怠感が続くかもしれません。しかし、その時期が終わると身体は楽になります。
しかし、根本的な解決にはなりません。炎症などの熱や腫れが引いているようなら、温め血行を良くした方がよいでしょう。マルチビタミン等のサプリメントも有効です。
好転反応は、「血行の促進」「老廃物の血液排出」により起こります。身体を温め、冷やさないようにしましょう。老廃物を再び固めないよう、ぬるま湯等で水分摂取を行いましょう。
基本の足裏マッサージ方法
1.足を綺麗に洗い乾燥させましょう
風呂・足湯等で足裏を柔らかくしておくと良いです。
2.マッサージクリーム(ハンドクリームでも良い)を塗ります
保湿等の効果があり肌が柔らかく、滑りが良くなり皮膚や筋を傷めないためです。
3.足首から、ふくらはぎを流すように揉みます
リンパの流れをよくしましょう
4.足裏をもみほぐします
専用の棒など色々な器具があります。しかし、器具の利用は力が入りすぎて炎症、筋を傷めたりする原因になります。手で揉むくらいが、ちょうど良いでしょう。足つぼ等難しい事は気にせず、血流改善・血行促進を心掛けましょう。
5.白湯を飲みましょう
もみほぐした老廃物を排泄するために必要です。
6.靴下等で足を保温しましょう
折角あたたまった足を冷やさないようにしましょう。