女性の多くに見られる足裏の激痛の正体『魚の目』
靴を脱いで自分の足の裏を見た事はありますか?
もし、かかとや指の付け根に“ポコッとした小さいでっぱり”があり、中心部分が固いようであれば『魚の目』かも知れません。まだ小さいので予備軍といっても良いでしょう。
しかし、そのでっぱりの中心部が次第に黒くなり大きくなるのであれば、この予備軍はいずれ牙をむきます。もはや予備軍ではないので、激痛という武器を持って襲ってくるのです。
歩くことはおろか、立っていることもできなくなります。さらには腰痛の原因にもなります。
この足裏の激痛の原因である『魚の目』は、女性に多く見られる病気です。比率も男性1に対して女性が3と言われています。
なぜ、魚の目は女性に多くみられるのでしょうか?
病気を誘発させるのは、オシャレしたいという気持ち?
女性は男性に比べて感受性が豊かと言われています。それは、女性が持つ本来の感性です。
その為、『いつまでもキレイでいたい。』『可愛い格好をしていたい。』『オシャレしたい。』という考えができるのです。これは本当に素晴らしいものです。
しかし、この感性が時として悲劇を生み出してしまうのです。
例えば、靴を買いに行ったと想定しましょう。
店頭に“A”と“B”という2つの靴が置いてありました。
Aは、『最新の流行が組み込まれ、見るからに美しく惚れ惚れするような靴です。しかし、実用性は低い物』です。
Bは、『実用性を求めた靴です。その為デザイン性は全く無視したダサい物』です。
どちらかを購入するとしたら、どちらを選ぶでしょうか?
大抵の女性はAを選ぶと思います。
でもAの靴を履き続け、『長時間の仕事』や『日常の生活(歩く)』をするなら足の裏はどうなるでしょうか?
実用性が低い分、足にかかる負担は大きくなるので、確実に足の裏は悲鳴をあげる事でしょう。
この足に合わない靴選びが、魚の目をつくる最大の原因となっているのです。
激痛から解放させ、快適に歩けるようにする
激痛をともなう魚の目を解消するには、どうしたら良いでしょうか?
痛みから解放されたいがために、オシャレしたいという気持ちを捨てる必要はありません。
オシャレしたいという気持ちは、女性らしさを保つ素晴らしい感性だからです。
それを残しつつ行なえる魚の目対策を考えていきましょう。
“夕方”のショッピングが効果的
なぜ、夕方に限定するのかというと、長時間の仕事を終え疲れが出てくるこの時間帯は足がむくんでいます。この時間帯に靴を買いに行くなら、『少し大きめ』の靴を選ぶことになります。
その状態で試着をさせてもらい、立ったり座ったり、また何歩か歩いてみましょう。
むくんでいる足の状態で負担が全くかからない事を実感できたのであれば、むくんでいない状態ではなおの事負担はかかりません。
加えて、中敷きを厚めのものにするのも効果的です。一部分に圧力や衝撃が加わらない様にし、魚の目ができにくい足裏環境にするのです。
これなら、オシャレを求めながら相応しい靴選びができるのです。
『魚の目ができる前にその芽を摘んでおく』という方法として、夕方のショッピングはかなり有効です。
軟膏やパットで自然に取れるのを待つ
まだ魚の目予備軍の段階であれば、『軟膏』が効果的です。ドラッグストアには魚の目用の軟膏があります。それを、指示通りに使用していけば、数日もしないうちにポロッと取れるでしょう。
もしくは、『魚の目用のパット』を患部に貼るという方法もあります。数日も貼っているなら自然に治っています。パットは歩くときの衝撃が吸収されるので、痛みを感じる事はありません。
最終手段は病院
魚の目が発症してしまい痛みが激しい場合は、病院で治療するのがベストです。無理に自分で治そうとして、『軽石で研磨』『爪切りなどでの切除』をすると、どんどん悪化していきます。
皮膚科に相談し、的確な治療及び手術をするなら間違いなく痛みから解放されます。
再発防止は、やっぱり靴で
魚の目が再発しない様にするには、やはり日頃からの靴選びでしょう。
アスファルトの上を歩くなら、『スニーカーの様なショックを吸収できるもの』や『厚手の中敷きを敷いた靴』という様に、その場に適した選択が大事になってきます。
さらに、仕事で掃くような靴の中にも、厚手の中敷きを入れると再発防止になるでしょう。
素晴らしい感性ゆえに起きてしまう悲劇な病気『魚の目』
足裏に激痛をもたらしてしまう魚の目は、女性に多く見られる症状です。
その原因は無情にも『オシャレしたい』という気持ちから来る、間違った靴選びが原因になっています。
だからと言って、『オシャレしたい』という感性が悪いという訳ではありません。
それは女性にしかない素晴らしい感性であり、自分自身を輝かせる特質だからです。
ですから、魚の目対策をする時も、その感性を捨てる必要はありません。
注意する点は、足に相応しい靴を選ぶという事だけです。
このページで紹介した方法は、きっと相応しい靴選びの助けになるでしょう。しかも、感性を抑制することなく魚の目対策ができるに違いありません。
対策ができ効果があらわれる頃には、足の裏を襲う激痛やそこから生じる弊害からも解放されている事でしょう。