自覚症状ゼロ?!【浮き指】が招く下半身太りとその他の諸症状|足裏イズム

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2012年11月13日
自覚症状ゼロ?!【浮き指】が招く下半身太りとその他の諸症状

自覚症状がないことから、見過ごされがちな「浮き指」は、下半身太りやO脚などの、女性が悩む症状に直結するため、早めのケアが必要とされています。とりあえず、あなたが浮き指かどうか、チェックしてみませんか?

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

正しく歩くことを妨げる「浮き指」とは?

文字通り、普通に立っているのに、足の指が浮いている状態を「浮き指」といいます。
本来、立っている際に、土踏まず以外の足裏全体が接地していることが理想とされています。ところが、浮き指の場合、5本の指が反っている、または、丸まっていることにより接地しないため、重心が指のつけ根とかかとの2点になってしまうのです。

浮き指の原因は、大きく2つに分けられます。
まずは、小さい頃からはだしで歩く機会が少ないため、5本の指で踏ん張るという経験が乏しいこと。
そして、もう一つが、サイズの合わない靴や、パンプス・ミュール・サンダル・スリッパなどの脱げやすい履物で歩くことで、履物が脱げないように、無意識に足指を反らせたり、丸めることが習慣になってしまうことです。
浮き指になると、通常に比べて、かかとにかかる重心が大きくなってしまうことから、身体全体のバランスが崩れて、深刻なトラブルを引き起こす可能性があるのです。

浮き指が引き起こす諸症状

正しく歩くことで、脚やせにも効果があるといわれているウォーキングでは、かかとで着地して、つま先で蹴り上げることが鉄則といわれています。特に、親指でしっかり踏み出すことで、股関節から全体の筋肉が効果的に働き、新陳代謝や脂肪の燃焼が促されるのです。

ところが、つま先でけり上げることができない浮き指では、かかとに重心を置いた、不安定な歩き方になるため、ふくらはぎや太ももなどの、下半身の筋肉が不自然に発達してしまいます。
さらに、正しくウォーキングができないことから、歩いても脂肪が燃焼されず、やせにくいのです。

また、指のつけ根とかかとの、2点のみに重心がかかった状態で、身体がうまくバランスを取ろうとすることによって、膝や股関節に無理がかかってしまい、O脚や膝痛、腰痛につながる可能性があります。
それが、さらに悪化すると肩こりや頭痛に発展し、最悪の場合、自律神経の崩れにより“うつ”を発症するともいわれています。

浮き指のセルフチェック法

最も分かりやすい方法が、お相撲さんの手形のように、足の裏にインクを塗って紙にペタリとし、指の部分の跡がついているかどうか確認する方法ですが、これはちょっと面倒ですよね。
浮き指かどうか判断するためには、もっと分かりやすい基準があります。それは、手で、親指を足の甲側に引っ張って、反らせた時の角度です。
正常な人では45~75°くらいしか反らないところ、浮き指の場合は90°以上も反るのです。
また、最近では、ピドスコープとよばれる機器で足底圧を測定してくれる靴の専門店があるので、靴を買い替える際に、相談してみてはいかがでしょう。

浮き指を改善するには

まず重要なのが、使われずに低下してしまった、指の筋肉を鍛えることです。
それには、足の指で、グー・チョキ・パーを繰り返す「じゃんけん体操」や、5本の指で床に置いたタオルをたぐり寄せる運動が有効です。
次に重要なのが、自分に合った、脱げにくい靴を履くということ。さらに、踏ん張る力をサポートしてくれるインソールを使うと、さら効果的です。

そして、ある程度、指の筋力が回復したと思ったら、かかと着地・つま先蹴り上げの、正しいウォーキングに挑戦してみましょう。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。